蝦夷生計図説

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"カンチ": 1 件ヒット

第5巻, 34ページ, タイトル:
時、二人つゝシヨ板に腰をかけならび居て、左 右のカンヂを一人にて一つつゝ遣ひこぐ事 もある也、これは北海に至るほと波濤の 急激なるも、甚しく舟のかたちも大ひ なる故、一人にて左右のカンチを遣ハん事の 危きを考へ、おのつから二人にてこく事にハ なりゆく也、 二人ずつシヨ板にならんで腰をかけて、左右のカンヂを一人で一つずつ使って漕ぐこともある。これは北の海に行くほど波涛が荒く激しくなるし、舟の形も大きくなるので、一人で左右のカンヂを使うことの危険性を考慮して、おのずから二人で漕ぐことになるのである。

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