蝦夷生計図説

トントアシの図

  • 45
  • 44
  • 43
  • 42
  • 41
  • 40
  • 39
  • 38
  • 37
  • 36
  • 35
  • 34
  • 33
  • 32
  • 31
  • 30
  • 29
  • 28
  • 27
  • 26
  • 25
  • 24
  • 23
  • 22
  • 21
  • 20
  • 19
  • 18
  • 17
  • 16
  • 15
  • 14
  • 13
  • 12
  • 11
  • 10
  • 9
  • 8
  • 7
  • 6
  • 5
  • 4
  • 3
  • 2
  • 1

トントアシの図

屋のくミたてとゝのひてより、それを地上に置て
其形の大小広狭にしたかひ柱をならへ立るなり、

是をトンドアシといふ、トンドは柱をいひ、アシは
立事をいひて、柱を立るといふ事也、其柱を
たつるに図の如く根のかたを少しく外の方に
斜に出して立る事は屋を荷ひ上るの時、頭の
ところのよく桁と合ん事をはかりて也、柱を
立る事終りてより屋をになひ上る事、後の
図の如し、

☆屋根の組み立てが整ってから、それを地上に置いておき、そのかたちの大小広狭によって、柱を並べて建てるのである。

これをトンドアシという。トンド【トゥントゥ:tuntu/(大黒)柱】は柱をいい、アシ【アシ:asi/を立てる】は立てることをいって、柱を立てるということである。その柱を立てるのに、図のように根の方をすこし外の方に斜めに出して立てるのは、屋根をかつぎ上げるとき、頭のところと桁とがよく合うように考えているからである。柱を立て終わってから屋根をかつぎ上げることは後の図に示した。