蝦夷生計図説

舟敷作り立る図 二種 

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舟敷作り立る図 二種 

木の精を祭る事終りて、其大概作りたる
舟敷を山中より出し、住居のかたハらに移し
置て、それより作り立るの工夫にかゝる也、

まつ前の図のことくに敷の両縁のうちに
横木をいれ、内へしほまさるよふになし、また
舳・艫に筵よふの物をあつく巻き、ひゝの入り
損せさるよふにして、幾日といふ
事なく日にさらし置く也、その木のよくーー乾きか
たまりてゆかミくるいとふの出さるをまち、夫より
後の図の如く地に角木をならへしき、其上に
敷をすへ、うちに大小の石を入れ、すハりの穏か
なるよふになし、さて水を十分にもる也、此水の

☆ 木の霊をまつる儀礼が終わると、おおよそできあがった船体を山からおろして、家のそばに移しておく。そうして完成までの工程にとりかかるのである。

まず、前の図のように、船体の両縁の内側に横木をいれて内側に船体がしぼまないようにし、またみよしとともには筵のようなものを厚く巻いてひびがはいって壊れないように手当てをしておいていくにちも日にさらしておくのである。そしてその木がよく乾燥してゆがみや狂いが出なくなるのをまつ。それから、後の図のように、地面に角材を並べて敷いてその上に船体を置きそしてその中に大小の石ををいれてすわりを整えてから水を十分にいれるのである。

この水の