蝦夷生計図説

アマヽイヘの図 

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アマヽイヘの図 

本邦の時刻にいはんにハ、いつも四ツ時頃より九ツ
時頃に至る也、其ゆへは朝にとく起て其まゝ食
事するといふ事はあらす、いつれの業にても一般
の務をなして、それより朝の食事につく也、

是は男女ともにことなる事なし、たとえは男子
漁獵に出れは、女子も又家に在りてアツシにても
織るなといふ如きの事也、食事の時にあたりて
家中の者他に行て其座にあらされは、まつし
ハらくひかへて帰るをまち、もし帰る事の晩けれは、
その者の喰ふへき分を椀に盛りてそなへ置、
それより家中の者ミな食事をなすなり、

又食事の時外より人来る事あれは、其人数の

わが国の時刻でいえば通常四ツ時頃から九ツ時頃までの間に行なわれる。つまり、朝早く起きて、何らかの一般的な作業を行い、その後に朝食をとることになるのである。

これは、男女ともに同様である。たとえば男子が漁に出れば、女子は家にあってアツシなどを織るなどといった具合にである。食事の時に際しては、家族の誰かが他所へ行っていてその座に居合わせなかった場合、まず暫くは帰宅を待ってみる。もし帰ってくるのが遅かった場合は、その者の食べる分を椀に盛って分けておいて、その後に家のもの皆が食事をとるのである。

また、食事のときに外から人が訪ねてきた場合には、その人数の