蝦夷生計図説

アマヽイヘの図 

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アマヽイヘの図 

後に食せる事、夷人の習俗なり、

   粥を後に食する事、其意味未詳ならすといへとも、
殊に尊ひ重んするよりして、かくはなす事と聞ゆる也、
それも 本邦の事の如く、汁をも粥をも
一同に烹置て、ひとしく食するといふにはあらす、
一つ鍋にて烹る事故、まつ汁を烹て食し終り、
それより又粥を烹て食する也、まれには又
其あとにて魚計りを湯煮になして食する
事もあれとも、まつは汁と粥とを日々の常
食とする事也、其汁と粥とを食せる事も、いつも
右にしるせる如く次第して食ふ事とも又決し
難し、時によりては汁計りを食しをく事も有、

後にするのは、アイヌの人々の習慣である。

* 粥を後に食する理由は未詳であるが、穀物を大変尊び重んじていることから、そうしているのではないかと考えられる。
しかも、わが国のように汁と粥とを同時並行で煮て置いて、二つ並べて食するというわけではない。一つの鍋で煮るのである。従って、まず汁を煮て、それを食し終えてから更に粥を煮て食するのである。稀にはその後に又、魚だけを水煮にして食べることもあるが、普通は汁と粥とを日々の常食としている。ただし、汁と粥とによる食事であるが、いつも右に記したような次第でなされると決まっているわけではない。時によっては汁だけの、