蝦夷生計図説

アマヽイヘの図 

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アマヽイヘの図 

アマヽイベといへる事は、アマヽは穀食をいひ、イベ
は喰ふ事をいひて、穀食を喰ふといふ事也、
夷人の食事は、多くは一日に両度なり、時に
より客なと来りて物語らふ夜なとハ、三四度
其余にも及へる事あり、

   但し、食するの度数たしかにかく定り
たるといふにはあらす、時によりてかハれる事もあれと、
まつ平常のさまを録せる也、凡是等の事、 
本邦食事の度数さたまりたるなとには比して、
論しかたきところ也、

其食せるにハ、まつ初めに汁を食してそれ
より粥を食する也、いつれ汁を先に食し粥を

アママイベとは、「アママ」が穀物を、「イベ」が食べることを表し、「穀物を食べる」という意味である。アイヌの人々の食事は、多くは一日二度である。時によって、来客などがあり、語り合いがなされる夜などは、一日三~四度、あるいはそれ以上に及ぶこともある。

  *但し、食事の回数はきっちりとこう定まっている、というわけではなく、時によって変わることもあるが、とりあえず通常の回数を記したまでである。こうした点は、わが国において食事の回数がきっちりと定められているのとは比較して論じ難いところである。

食事の時には、まず最初に汁を食して、それから粥に移る。何としても汁をにして粥を