蝦夷生計図説

ムルクタウシウンカモイの図 

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ムルクタウシウンカモイの図 

朽たる根、あるは枯たる葉、其余二種の物に
あつかるほとの器具は、臼・杵・鐺・椀より初め、炉上
に穂を干すの簾、あるは自在とふの物に至る
まて、破れ損する事あれはひとしく是を右の
所に捨置て他にすつる事決てあらす、ことに其
破れたる器具を水を遣ふの事に用ひ、及ひ
水中に捨る事なとは甚忌ミきらふ事也、

其神を祭るの事はカモイノミの部に委しく
見ゑたり、

すべての部分、

たとえば根や枯れた葉、またその接触したすべての器具、たとえば臼・杵・鍋・椀を始め囲炉裏の上で穂を干す簾や自在鈎などの物に至るまで、破損してしまったものがあるとすべて同じ所に捨てることとなっており、決して他の場所に捨てられることはない。特に破損した器具を水をつかう作業に用いたり、水中に捨てることは、大変忌み嫌われている。

こうした神を祭ることについては、本稿「カモイノミの部」に詳しく記してある。