蝦夷生計図説

ユウタの図

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ユウタの図

ユウタとは舂事をいふ也、ヒロウなといへる所の
辺より奥の夷地に至りてはウタとも称する
なり、是は前の図のことく囲炉裏の上にてほし
たる穂をそのまゝ臼にいれてつく事なり、
其つく所は常に小棟屋にて為す事多し、

   小棟屋は夷語にチセセムといひて、住居の側に
立てつきたる小き家をいふ也、

晴天の日なとは、家の外に出てつく事も
ある也、

 ユウタとは、搗くことを意味する。ヒロウ(広尾)とかいう所の辺りより奥の蝦夷地に行くと、ウタとも称している。これは、前の図に見えるような囲炉裏の上で干した穂を、そのまま臼に入れて搗くことを指している。これを搗く場所であるが、常に小棟屋で行なわれることが多い。

* 小棟屋とは、アイヌ語でチセセムといって、住居のそばに建てられる小さな家のことである。

晴天の日などは、屋外に出て搗かれることもある。