蝦夷生計図説

ルシヤシヤツツケの図

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ルシヤシヤツツケの図

ルシヤシヤツヽケと称する事は、ルシヤとハ蘆をあミ
て簾の如くなしたる物をいひ、シャツヽケとは干す
事をいひて、簾にほすといふ事也、是は蔵に
入れ置たる穂を食せんとする時に及ひて蔵より
とりいてゝ簾にのせ、囲炉裏の上に図の如くに
干す事也、いかなるゆへにやいとま有時といへとも
残らす舂てそれを貯へ置といふ事ハあらす、

いつれ穂のまゝに蔵に収め置て、食するたひ
ことに蔵よりとり出し図の如くに干して、
それより舂く事をもなす事なり、

 ルシヤシヤツツケとは、「ルシヤ」がアシを編んで簾のように作ったものを、「シヤツツケ」が干すことを表し、合わせて「簾に干す」という意味である。これは、蔵に入れておいた穂を食しようとする時に、蔵から取り出して簾に乗せ、囲炉裏の上に図のように干すことを指す。どういうわけか、いくら時間があったとしても、蔵の穂をすべて搗いたうえで貯えるということは行なわれない。

穂のままで蔵に収めておき、食する度ごとに取り出して図のように干したうえで搗くことになっているのである。